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2018年06月24日の日記
ウロコインコほっちとの10年間は

お互いに一目惚れで始まりました。

だけども、もともと自傷行為や問題行動を起こす子で

当時先に家族として迎え入れたチャノドインコのチャオを攻撃したりしていました。

とてもショックでした。

魂のぶつかり合いにはじまり、細やかな感情のやり取り、

テレパシックだったり、いたわり合ったり、反発もあったり

お互いに、思い通りにならない事もあったけども、

本当の親子のような、

あるいは愛情や感情に関しては対人間では体験できない程に

満足感を与えてくれる伴侶のような、

かけがえの無い存在で大事な家族でアイドルでした。

不思議な事もありました。

私は携帯をサイレントかマナーモードにしています。

誰かからメールが入っていたら、

よく大きな声で教えてくれました。

携帯はほっちから見える場所に置いてある訳ではないのに。

また、体調が悪くて寝ていても、

用事があって出なければならない時、

起きるべき時間をちゃんとアラームのものまねで教えてくれました。

私が寝ているのを見える場所に移動して、時々見ていてくれていたと思います。

私にとって、大切な事を察知していたように思います。

でも、出かける時にには「行ってくる」と言いながらも

淋しいな、早く帰ってきてねと保育園児のようになかなか手から降りなかったり、

袖口に顔をうずめたりして甘え離れてくれないこともありました。


最後の日、

右足が完全に壊死してしまっても

左足にはとても力がありました。

私は少し熱があり、咳も出ていて、一緒に寝ていた時、

手で包み込むようにしていたのですが

何を思ったか、その左足で急に立ち上がり、

私の右の人差し指にとまって

今までにないほどの強い力でぎゅうっと握りしめました。

そして片時も、私の側を離れようとしませんでした。

とても力強く、勇気をあたえられた気がしました。

何度も何度も祈り続け、いたわり、優しく声をかけ続けました。

この子の為に、手を離さずに、一緒にこの辛い試練を乗り越えたい気持ちになりました。

手の甲もよく歩いたので、私の手には、たくさんの傷がつきました。

その傷が今ではもう、少しづつ日を追う毎に薄くなってきて、

それが淋しいです。

会いたいです。

とても感情豊かで誰よりもこんな変な私たち家族を好きでいてくれて、思ってくれた。

歳を取る毎に素晴らしいコミュニケーションが出来て、

何物にもかえ難い思い出をくれました。

まるで純文学の世界のような時間でした。

撮影されるの大好きで、音楽が大好きで、人が大好きで、

動画もたくさん、一緒にみました。

困ったことも、優しい時間もたくさんありました。

にぎやかなのが好きだったし

YouTubeでベビメタのLIVEを見せてあげるとテンションが上がって、

最後の日も大きな声で

騒いでくれました。

私が自分の体のあちこちに痛みが出るので、

長時間座ることが苦痛になり、

声も出しにくくてほっちのものまねに元気にコール&レスポンスも出来なくて、

横になっていることが多くなってしまって、

淋しい思いをさせてしまったことが残念です。